三線バカ一代

これは、三線、八重山民謡に取り付かれた、一人の男の物語である。  いかに日々の稽古に勤しんでいるか、いかに、八重山古典民謡コンクールを受けるために練習を積んでいるのか。そして、いかに三線を通して男を磨いているのか、を克明に記した。
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コンクール受験録(4日目)

平成23年6月26日(日)

 朝起きる。今日も天気が悪くレンタカーで回るような感じではない。また、レンタカーも予約で一杯でないという。

 ふらりと、石垣港の近くの三線屋に行ってみた。糸洌三線屋。 色々見る。 ここで、八重山古典民謡研究の本を2冊買う。(1)は持っていたが、(2)(3)は知らなかった。いつの間にかでていたのだ。

 アヤパニモールで地元の先生へのお土産のかりゆしウエアを買う。小生のTシャツも欲しかったが、現金が尽きた。石垣島はあまりカードは使えない。

 公設市場でお土産の黒砂糖を買いたかったが、お休み。第2第4日曜日は休みだそうだ。


 ここからホテルに帰る。ちょっと一息入れてから会場へ。


 その前にお昼。 どこの食堂でご飯を食べようかと思ったが、市民会館に行く途中の「晴るちゃん食堂」で食べることにする。

 ソーキそばを食べた。肉が大きくてうまい。旅で気持ちが大きくなり、小生もビールを飲んだ。

コンクール受験録(4日目)



コンクール受験録(4日目)





 ここから私は会場へ。優秀賞の演奏を聴いた。聴くと、その人の音楽の取り組みや人生観などが分かるような気がして面白い。飽きない。

 我々の会派の演奏が終わる旅に皆、写真を撮った。上手くいったもの、不本意だった者の感情が交差する。

 そしてみんな写真を撮った。

コンクール受験録(4日目)




 5時頃終わって私は歌の日に直行。タクシーで児童公園に行く。BEGINの歌の日コンサートである。

 もう始っている。会場はすごい人。前に前にと行き、結構前で見ることになる。みんな総立ち は良いのだが、立つと後ろから座れ、座れ、の怒鳴り声。

 まあ、座ってみる。だが、前が座らないとどうもならない。

 ブームの島唄を聴いた。改めて聴くと良い唄である。涙が出た。しかし、三線で唄えるような曲ではないな、これは。

 あと、きーやま商店という3人組。あやぱにモールで踊っていた奴らではないか。
 ボンチカフタもいた。

 いよいよBEGIN登場。本物のBEGINを初めて見た。

 定番のオージー自慢のオリオンビールやらを聴く。あと、新曲らしき曲を聴く。やはりこのような大観衆の中で聴くのは良いものだ。

 やはりBEGINと言えば、島人の宝 である。やはりこれは良い。これがキー曲だった。涙が出た。感動した。

 そして、BEGINが言うには、唄の中で、トバラーマ、デンサ節、と出てくるが今日は実際に聴いてもらいましょう、と言って、石垣在住の唄者、今城ひろみさんという女性の唄者が出て来た。BEGINの同級生と言うことであるが若い。この2曲を歌ってくれたが上手い。心に染みた。
 八重山石垣でやるからこのような事が出来る。本島でやったらできないだろう。


 最後にアンコールで新曲を披露。

 終わりにアナウンサーが、「ビギーン。来年も石垣島で歌の日やりたいさあー」と八重山方言で絶叫した。BEGINは石垣島の出身。八重山高校の出身である。本当は故郷でやりたいだろうが、石垣島ばかりでやっていると、本島の人がヘソを曲げるので、そうはいかないだろう。だが、楽しかった。

 記念に歌の日のTシャツを買った。3000円。高
いか。しかし、記念だ。良い記念だ。ステータスだ。

コンクール受験録(4日目)




 帰りはすごい人。タクシーが捕まらない。

 ここからタクシーを拾おうとするも拾えない。しばらく歩いてタクシーを拾った。タクシーの運転手さんと話をするが、彼は昨日、休みを取って、歌の日を見に行く予定であったが、昨日は延期となり行けなかったと。本当に残念そうであった。
 ホテルに行き、ホテルの受付の女性も、行きたかった、と言っていた。島中が熱い。さすが唄の島だ。

 ここからタクシーで先生のお宅へ。
 発表も出ていたと。小生は受かっていたと。とにかく良かった。

 いきなり挨拶。あまり喋られず終わる。

 皆の挨拶。長い。万感胸に迫るものがあるのだろう。4回目で合格した男性。いろいろ苦労話をしていた。皆、万感胸に迫るものがあるのか、すごく長い。私は短すぎた。

 
 今回、最優秀賞を受けて落ちた人。でも、挨拶の時に、泣きながら「最優秀賞も取る。教師免許を取る」という夢を語っていた。教師免許は重い。

 こちらに移住して、三線をして新人賞4回目の挑戦で受かった若い女性は泣きまくって言葉にならない。氷を目に当てて泣いていた。目の周りが赤くなるのを防ぐためである。私ももらい泣きをした。そのような感じであった。もう4−5回目の人がごろごろいて、感動、感涙も一入である。

 本当にスケールの大きいコンクールであるな、と思った。
 
 1時頃まで飲んだ。唄いもした。
 
 ホテルに戻り、風呂に入って寝たら3時を過ぎていた。

 後できくと、とあるご一行は5時まで飲んでいたと。スタミナあるなあ。

コンクール受験録(4日目)

先生の訓示



 


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Posted by カラ山 倍達 at 2011年06月26日   00:00
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