三線バカ一代

これは、三線、八重山民謡に取り付かれた、一人の男の物語である。  いかに日々の稽古に勤しんでいるか、いかに、八重山古典民謡コンクールを受けるために練習を積んでいるのか。そして、いかに三線を通して男を磨いているのか、を克明に記した。
てぃーだブログ › 三線バカ一代 › 平成23年 八重山古典民謡コンクール発表会 参加記録 1日目

平成23年 八重山古典民謡コンクール発表会 参加記録 1日目

平成23年10月21日(金)

 今日、早朝に出発。3時頃、石垣島に到着。

 今日から3日間、石垣島に滞在予定。明日が、発表会本番。

 まずホテルに行く。ホテルで風呂に入りちょっと休憩。三線は飛行機に乗る前にカラクイをゆるめているので、これを元に戻して調弦した。

 1−2度、赤馬節、鷲ぬ鳥、安里屋節を弾いてみて、それから出動した。

 蔵元を見たい、とか、八重山博物館をどうするか、と思ったが、まずは先生のお宅に出動した。


 先生宅に行くと、すでに、5人くらいの生徒が集まっている。

 皆で、発表会の曲を歌う。

 鷲ぬ鳥 ちょっと所々、俺の歌が違うような。

 赤馬節

 安里屋節

 あと、優秀賞の人たちが、優秀賞者の曲 蔵ぬ花 前ぬ渡節 を唄っていた。

 そのあと、市民会館へ。7時からリハーサルである。

 リハーサルにはかなりの人が集まっていた。最初、鷲ぬ鳥と赤馬節をするのであるが、それで整列するだけで一杯いっぱいだ。

 まず、八重山毎日新聞社の社長さんが挨拶をした。若そうな人。

 踊りも入るが、踊りは、八重山古典舞踊の師匠、教師クラス。最初は唄三線だけでやっていたが、踊りも加えたら、と八重山毎日新聞社が企画して踊りの先生方に言いに行ったが、「新人賞の人たちとやるなんてとんでもない」とか言われて、交渉は難航したそうである。しかし、今は定着。

 ディレクターは黒島さん、サブ・ディレクターは、大浜さん、というバリバリのこちらの人間である。

 120人くらいの人がきていて、場所を確保するのが大変。いろいろと調整をしていた。

 まず鷲ぬ鳥。唄いだしを最初稽古した。踊り手の動きを見ながら唄いだしを探る。1回目は皆、分からなかった。やはり一斉に「あやぱー」と入ると迫力があるので、そこが大事だ、と。

 でも2回目でできたのには驚いた。自分でやっていて、自分に驚いた。

 踊りも美しい。金色の扇子がキラリきらりとライトに反射して美しい。

 私が言うのも変だが、参加者の技量も大変なものだ。だから、赤馬節、安里屋節もぴたっと合う。これはすごいことだな。私も素人ながら、三線も含めてこのようなものに参加したが、いずれも小学校のときの学芸会と一緒。なかなか合わない。また、みんな完全に暗譜している訳ではない。ぬるい人もいる。しかし、仕方が無い。素人だ。このようなものだ。と思っていたが、今回のは、やっていて、我ながら、というか、我々ながらすごいな、と思った。
 感動した。時々、感極まり、唄えなくなった程だ。

 鳩間節の踊りなど面白かった。他の人たちのを見ていても面白い。独唱を除けば、ほとんどの演目に舞踊が付くのは良い。

 終わった後は、打ち上げ。明日は本番だから軽く。でも楽しかった。仲間と飲むのは楽しいことだ。

 来る前は、仕事を休んで行って良いのか。行くべきなのか。石垣島に年に2回も行って良いのか、と思っていて、行かないかな、とまで思ったが、来てみて本当に良かったと思う。本当に得がたい経験だ。

平成23年 八重山古典民謡コンクール発表会 参加記録 1日目


目次

 


Posted by カラ山 倍達 at 2011年10月28日   14:12
Comments( 0 )
[公開]
[非公開]
※管理人のみ管理画面から確認することができます。
[公開]
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
[公開]
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。